加茂桐簞笥の種類

VARIETY

加茂桐簞笥は、「衣裳簞笥」、「整理簞笥」、「洋服簞笥」 の大きく3種類に分けられます。
このほか、最近の洋風化したライフスタイルにあう「小袖簞笥」の人気が出ています。

衣装簞笥

Costume chest

桐たんすの種類としては、もっともスタンダードな形で桐たんすと言えばこの「衣装たんす」を思い浮かべる方が多いと思います。
本体の観音開きの部分には、着物を収納する衣装盆が入っており、引き出しの部分には、着物だけでなく普段着もたっぷり収納できます。
衣装たんすの利点は、着物を衣装盆に収納するため扉を開けば、すべてが見渡せ、どこに何が入っているかがわかりやすくなっています。
そして衣装盆、1枚につき、2~3枚ほどの着物を丁寧に収納でき、着物を良く着る方、または、着物の数が多い方は、整理たんすよりも衣装たんすの方が使い勝手が良いのでおススメです。

整理簞笥

Cabinets for arrangement

着物から洋服までたっぷりと収納できる引き出しタイプの桐たんすを「整理たんす」と言います。
本体が上下に分割できる構造のため、引越しが多い方や家の階段が狭い方に人気です。
基本的には上台は、引き違い戸になっており、ここにはハンドバックなどが収納できます。また小引き出しは、小物も入れることができ、様ざまなものを整理することができるため、大変重宝いたします。
着物の収納だけでなくぜひ普段使いとしてお使いください。

洋服簞笥

Wardrobe

クローゼットとは違う安心感であなたの衣装を守るのが「洋服たんす」です。
扉は観音開きになっており、中はハンガーを掛けるためのパイプが通っており、扉の内側には鏡とネクタイ掛けが付いています。
また、「衣装たんす」「整理たんす」に比べて奥行きが60cmあり、ハンガーに掛けた洋服やロングコートなどが楽々収納できます。

小袖簞笥

Kosode

一般に背の低い整理たんすや衣装たんすのことを「小袖たんす」と言います。小袖たんすは、着物はもちろん洋服も収納でき、デザインもシンプルなこと、さらに、背が低くコンパクトなサイズで設置時の圧迫感もありません。
そのため、現在の住宅事情でも使い勝手がよく配置する事ができます。 着物をあまりお持ちでない方やはじめて桐たんすを使用する方におススメです。